水に浸かっちゃう?新庁舎!

かまくらの暮らし

ちょっとぉ、かまエモン!
この間の市庁舎の深沢移転の話はよくわかったけど、市が発表しているハザードマップが古いデータで新しいデータでは市庁舎移転予定地の深沢は水に浸かるようになっているって聞いたけど、市は「広報かまくら」で嘘を言っているの?

おや、おや?ふかりん
かまエモンも、こりゃ大変だと思いちょっと調べてみたんだけど、その噂もちょっとおかしいところがあるようじゃ。

じゃぁ、どっちが正しいことを言ってるの?
じゃぁ、ちょっと整理してみるか
①古いデータ新しいデータと言っているようだが同じ役所(県と県、市と市)が出しているのであれば、おかしなな話だが、古いといわれているのが鎌倉市のデータ、新しいといわれているのが神奈川県のデータなので、古いとか新しいとかという指摘はまず当たらない。
②次に、まず鎌倉市と神奈川県が出したものがなぜ違うのか、それを究明するのがまず第一じゃないかな
③神奈川県のホームページを見ると洪水浸水想定区域で(想定最大規模)と
(計画規模)という2つのハザードマップがあり、「想定最大規模」では移転予定地はうわさどおり浸水地域だが「計画規模」では鎌倉市のハザードマップ(広報かまくら)と同じく対象となっていない。

ねえその「想定最大規模」とか「計画規模」ていうのはなんなの?
それはね国土交通省の水防法というのがあって、ザックリいうと
・想定最大規模とは…想定し得る最大規模の降雨(想定最大規模降雨)を前提とした規模。
・計画規模とは…水防法の規定に基づいた降雨(河川整備の基本となる降雨)を前提とした規模。
だそうで、近年の想定を超える洪水等へ対応するため想定最大規模の降雨に対する洪水浸水想定区域を指定し、公表することが義務付けられたそうじゃ。
わしの調べた範囲ではどの県も想定最大規模とか計画規模に合わせてハザードマップを公開している、神奈川県も同様じゃ。
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/f4i/cnt/f3747/p1039490.html#sakai

つまり2種類あって古いデータ、新しいデータという言い方が誤りなのじゃ。またそれをもって市民を騙しているというのは一種「風説の流布」に近いものがあるので気をつけることじゃ

市がどういう意図があって「計画規模」のデータをつかったかはわからないし、また「想定最大規模」を使わなければならないというのも一概にいえないしなぁ、従って予定地も完全に安全とはいえないが特にそれを持って騙すと騒ぎ立てるほうがおかしいのじゃないかな。

じゃあ、どうすれば良いのよぉ!
予定地に隣接する柏尾川は2級河川なので県の管轄なので、県が計画規模、想定最大規模のハザードマップを県のHPで公表しているので、県民一人ひとり、市民一人ひとりが自分の住んでいるところが「計画規模」ではどうなっているか、「想定最大規模」ではどうなっているのと調べて防災意識を高めることが必要なんじゃ。

先日の西日本豪雨で河川が氾濫し多数亡くなられた方が出たが、かまエモンもその教訓をもとにライフジャケットを買ったさ、カミさんは呆れていたが、土砂崩れは突如だが水害の場合は多少なりとも時間に余裕がある。装着するのにも数分ですむ。今回の水害でライフジャケットを装着していたら助かる命も少なからずあったとかまエモンは思うんじゃ。

最後に、とかくこの世は人を非難するのに自分の都合のよいデータだけを出し、周りの人を混乱させる人が多い、本当に悲しいことじゃ。
そして自分の住んでいるところのハザードマップがをみて該当するようであればライフジャケットを購入することを勧めるな。
とにかく自分の身は自分で守るが第一だからじゃ、エヘン。

コメント

  1. 湘南一人オンブズマン より:

    【拡散希望】2018/8/28(鎌倉市議会)総務常任委員会 くりはら・長嶋議員質疑
    議題:市民にとっての市役所機能のあり方について及び移転先の整備、現在地の跡地利用について
    コメント:浸水地域についての情報操作、行政のいい加減な答弁
    (中継録画約41分半)https://youtu.be/pk04BG48Lhs